雑誌『GQ』に掲載!



今月の雑誌「GQ」の「大人のサークル特集」のなかで、僕らTOKYO SOURCEとアーティストの中村ケンゴ、新野圭二郎らと去年の別府でのアートフェスに感化されて始めていた活動「湯道」が掲載されました。村上隆さんのベルサイユでの展示レポートの後にドーンと出ててびっくり(笑)<近藤>。

 

1. TOMOHIKO YONEDA 米田智彦 フリー編集者/ディレクター
2. KEIJIRO NIINO 新野圭二郎 現代アーティスト
3. KENGO NAKAMURA 中村ケンゴ 現代アーティスト
4. HIDENORI KONDO 近藤ヒデノリ クリエイティブディレクター
結成年:2009年
メンバー数:中心メンバー4人+アルファ
活動頻度:月1回程度
目標:湯の道を究め、世界平和に貢献する(笑)
会則:武器を捨てよ、一緒に湯に入ろう!
「湯道とは、湯を通じた対話への道であり、方法であり、遊びであり、文化活動である」


まだ広辞苑にもウィキペディアにも載っていない「湯の道」を、フロ桶片手に大真面目に説くのは、まったく新しいコンセプトの温泉サークル、否、文化活動団体の家元の面々。いずれは茶の湯のごとく、日本が世界に誇る道に!?


「断っておきますが、僕たちぜんぜん温泉には詳しくないです。泉質にこだわるとか、全国各地の温泉巡りとかもない。いわば、湯に入るコミュニケーションを通じたアートプロジェクト、パフォーマンスとして楽しんでやってるんですよ。茶道は掛け軸や茶道具などを通じて人をもてなす総合芸術(パフォーミングアート)。それを風呂におきかえると日本発の文化として面白いのではと考えたのが『湯道』なんです」と話すのは、某大手広告代理店でクリエイティブディレクターを務める近藤ヒデノリと、編集者の米田智彦。ともに自主運営するカルチャー&ソーシャルweb雑誌『TOKYOSOURCE』の編集長と副編集長でもある。


「湯道」の結成は、昨年春。取材で日本随一の温泉地、別府で開催中だった現代芸術フェスティバル『混浴温泉世界』にアーティストの中村ケンゴと新野圭二郎とともに参加し、「湯の道は、世界平和に通ず」とひらめく。


「温泉に入るって、自然を直に感じながらいろんな人と時間を共有する価値観の混浴なんですよね」(近藤氏)、「裸になれば身分も立場も関係ないし、争う気も起こらなくなるんじゃないか」(中村氏)、「G7の各国首脳が足湯しながら巨頭会談しては?」(新野氏)、「武器を捨て、一緒に湯に入ろう!」と、スケールの大きなアート活動に発展。


中村氏デザインの湯道オリジナルの手ぬぐいを会員証がわりに、都内銭湯にて入浴と飲み会をセットにした発足記念のトークショーでキックオフ。今までに温泉付きアートツアーや、あるアートイベントでは、男女が服を着たまま空の湯船に入り、熱燗片手に脳内混浴する「着衣混浴」なるユニークな企画も行われた。


基本活動は「お湯会」と呼ぶ「実践」。銭湯に集合して湯船で道を語り、風呂上がりのビール片手にまた語るという一連の行為がすべて湯道なのだとか。「湯道は健康的かつ身体的なアートプロジェクト。単純に体がリラックスして楽しいのが基本。お湯会の機会を増やして、湯道の聖地の別府で大湯会やりたいですね」(新野氏)


「自主練も大切。風呂があれば、そこに湯の道がある。大人のサークルは理由があって、好きなことじゃないと集まれない。すでにあるものより、自分たちで新しくサークルの概念自体をつくったほうがワクワクする。いわば我々みんな初代家元なんです」(米田氏) 遊びもここまで極めれば、道は開ける?
(『GQ』2010年12月号)