【湯道ツアー】別府「混浴温泉世界」ツアー 2015

行先:別府現代芸術フェスティバル「混浴温泉世界」、大分トイレンナーレ、大分県立美術館 <オプショナルツアー:国東半島芸術祭 常設作品見学> 日時:2015年 9月12日(土)- 13日(日)<オプショナルツアー11日(金)>


湯道の近藤です。3年ぶりの湯道別府「混浴温泉世界」ツアー、今回は別府だけでなく、前日からオプショナルツアーで国東半島芸術祭をまわり、最終日はOPAMがオープンし、トイレンナーレも開催中の大分もまわるという豪華拡大版でした。


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9月11日(金)オプショナルツアー:国東半島芸術祭 常設作品見学



朝、大分空港に集合した一行は貸切バスで国東へ。まずは宮島達男さんの作品へ向かいます。

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鬼が一夜で築いたという伝説のある自然石の乱積みの石段を登っていくと、巨岩に刻まれた不動明王と大日如来に迎えられる。平安時代末期の作といわれ、豊後磨崖仏の代表的なもので、日本最大級のスケールのものだとか。

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宮島達男「成仏プロジェクト」
国東市成仏地区にある巨大な岸壁。縄文期の出土品が発掘されるなど、古代より人々の営みが繰り返されてきたこの場所で今、生きている人々の命の鼓動を感じる……地域の方々と一緒に作り上げたカウンタークロックが並ぶさまは壮観でした。

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続いては、海を望む場所に並ぶ、オノヨーコ「WISH TREE」。海沿いに植えられた木に結わきつけられた様々な人の願いと、その前にはインストラクションの掘られた石碑が。

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作品のベンチに腰かけ、フキダシを持って「スピーチバルーン・フォトセッション」。海を前に、何を願っているのでしょうか。

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そして、アントニオ・ゴームリーも歩いた山道を1時間ほど登っていくと、見えた!山の中腹に立つゴームリーが!

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アントニオ・ゴームリー「千燈プロジェクト」
神仏習合の文化が色濃く残る国東半島でも特に重要な意味をもつ、かつて修験道の場でもあったこの地に、自身の体を鉄で型どった彫刻を立てたゴームリー。海を眺めるその視線の先に、古代からの膨大な時間とこれからが重なります。

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そして、川俣正の作品へ。海を望む高台の上にみんなで作った、新仏習合の地ならではのキリスト教的でも、仏教でも、神道でもない「教会」。荒々しく組み合わされた木材のゲートに囲まれるように、ベンチが置かれています。まわりの木のあちこちには、手作りの鳥の巣が。自然や動物とも交信しながら祈る新たな場所の誕生。

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「日本の夕陽百選」(そんなものがあるんですね)にも選ばれたという真玉海岸の絶景夕陽スポットへ。神仏習合の地を巡った後に太陽崇拝を体感するとでもいうか、完璧すぎる夕陽に、はしゃぎまくるツアー一行。

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別府市内に着いてホテルにチェックイン後は、別府名物のニンニク料理店「高麗房」へ。僕自身、7年ほど前、雑誌の取材にかこつけて別府に来て、山出さんにここに連れて来られた時「なんで別府でニンニク料理??」と思ったものですが、これがうまいのなんのって…おかみさんのパンチある案内で焼肉、サムギョプサルから、すきやき、石焼ビビンバ……何食分食べたのだろうか、と思えるスーパースペシャルな夕食。ごちそうさまでした!

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食事後に「高麗房」のご主人と奥様と記念写真。

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最後はいつもの(第一回混浴温泉世界ではインリン・オブジョイトイの作品会場となったスナックへ。パンダの中の人は……あの混浴温泉世界ディレクターのSさん(笑)。初日から高密度すぎる湯道ツアーは深夜まで…。

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9月12日(土)別府「混浴温泉世界」



朝、眠い目をこすりながら、2日目から合流するメンバーを受付中。

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湯道の栞と「スピーチバルーン」手ぬぐいを手渡したあとは、
タクシーに分乗して、山の上にある「いちのいで湯」へ!

いちのいで湯。ついつい猿のようにハシャいで泳いだりしていた男湯と、珍しき女風呂ショットも。

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お風呂の後は、ガイドに連れられて市内を歩く「アートゲートクルーズ」へ。戦前の建物や路地が残る街をガイドに連れられて歩いていきます。

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古ぼけたビルの階段を上って屋上の建物に入ると、そこには大友由英さんの作品。街から集められた扇風機やライト、ミキサーなどの懐かしい電気製品がオーケストラを奏でるという、にぎやかでノスタルジックな作品。

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山田別荘に戻って夕食(bunbo江副さんの差し入れのビールで乾杯!)後、再び別府の街へ出て「秘密のナイトツアー」へ。

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一カ所目の地下スペースで諸岡美里[テテルホテル]を見たあと、再び商店街へ。

横の空き地でのんびりとキャッチボールをしているストリート系男子達を横目に見つつ、裏手の住宅の隙間スペースに並べられた椅子で待っていると、先ほどの2人組が自転車に2人乗りして現れ、僕らの前で降りて、再びキャッチボールを始める……彼らは2人組ユニット「〜(チルダ)」だったのでした。淡々と、無言でキャッチボールを続けた後、彼らの後の家の壁面にプロジェクションされた街の映像をバックに、1人がフリーダンスを始め…踊り続けた後、再び自転車に乗って立ち去った。終始不穏な空気を醸し出す、個人的にもっともインパクトのあったパフォーマンスでした。

トリはThe NOBEBOによる金粉ショーへ。超満員のクラブのなか、最後は魚拓ならぬ人拓で決めポーズ。前回の混浴温泉世界でも元ストリップ劇場でも見ましたが、やっぱり強烈でした。

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総合プロデューサー、山出さんを迎えてのトーク。今年の「混浴」の趣旨について。3回目を迎えた今回で一区切りつけ、過去を検証しつつ、今後の展開を探る予定とのこと。楽しみです。

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一行は再び夜の別府へ。
ダイエット中といいつつ、カツ丼を食べる山出さん。

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何件め??気づくと、男女が洋服を交換してたり……しぜんと混浴したくなる街、別府です(笑)。

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9月13日(日)「おおいたトイレンナーレ」+大分県立美術館(OPAM)



3日目。この頃になると毎回、湯道ツアーは連夜の遊び過ぎで体力的につらくなってきますが(笑)、山田別荘の美味しい朝食でまたパワー充填。この日も始まりました。

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バスに乗って鉄輪(かんなわ)エリアへ。まずは、明治時代の著名な旅館建築「富士屋」を再生した、富士屋Galleryでアーティスト・イン・レジデンス「KASHIMA 2015」を見学。鉄輪地区ならではの滞在形態「貸間」に滞在したアダム・チョズコ、スタパ・ビズワズプログラムの2組のアーティストがこの地にインスピレーションを得て制作した作品を見てきました。

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このエリアは、そこら中がモクモク。地球が平和なテロ活動を起こしているようです。

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昼食は鉄輪名物の「地獄蒸し」。事前に用意しておいた野菜や肉などの食材を温泉の湯気で蒸して頂きます。

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緊張より弛緩がテーマの湯道ツア—では、昼も夜もお酒は欠かせません。

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大分に移動して、おおいたトイレンナーレへ。Nadegata Instant Partyが制作中の「ルーフトップメリーゴーランド」、すべて木製でDIYで作られたメリーゴーランド、ディズニーのようにハッピーな電動ではなく、大人が奴隷のように動かすというのがポイントです。なんだかバンクシーの痛烈な遊園地を想い起こさせます。

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さらに大分県立美術館へ、オープンしたばかりの坂茂の建築について解説してくださる建築家の松野由夏さんと、そこに美術館勤務の立場から突っ込みを入れる参加者も。面白すぎます。

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開催中だった『描(か)く!』マンガ展会場の前でスピーチバルーンを持ってパチリ。

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というわけで、ものすごく長くなりましたが、
参加してくださったみなさま、ありがとうございました!!!!
山田別荘の山田るみさんを囲んで、「お世話になりました〜!」

混浴温泉世界は、3回目の今回で一旦次のステージに移るようですが、別府で生まれた「湯道」はまだまだこれからも続きます。
次回は別府か、どこか別の温泉で、是非またお会いしましょうー!

湯の道は、平和に通ず。

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前回2012年のツアーの模様はこちらでご覧いただけます

別府現代芸術フェスティバル「混浴温泉世界」

国東半島芸術祭

大分県立美術館(OPAM)

おおいたトイレンナーレ




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主催の湯道チーム、左から市川靖子、中村ケンゴ、近藤ヒデノリ、林 曉甫。山田別荘にて。

別府「混浴温泉世界」ツアー2015
2015年 9月12日(土)- 13日(日)<オプショナルツアー11日(金)>
主催:湯道
協力:BEPPU PROJECT/山田別荘/ホテルニューツルタ






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